9期全人代第5回会議、北京で開幕

 第9期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が3月5日午前9時、北京の人民大会堂で開幕した。

 大会執行主席の李鵬主席団常務主席が議長を務める。会議では朱鎔基総理が国務院を代表して政府活動報告を行った。 朱鎔基総理の報告は約1万5000字、8つの部分に分ける。一、内需を拡大、育成し、経済の成長を促す。二、農業と農村の経済発展を速め、農民の収入を増やす。三、経済構成の調整と経済メカニズムの改革を積極的に促す。四、WTO加盟の新たな情況に適応し、対外開放のレベルを全面的に向上させる。五、市場経済の秩序を継続的に整備、規範化する。六、科学教育で国を振興するという戦略と持続可能な発展戦略を実施し、精神文明建設を強化する。七、政府の職能をさらに転換し、政府の管理を強化する。八、外交活動に力を入れる。

 ちなみに、同会議の曽建徽スポークスマンは4日、2003年の政府活動報告について、「朱鎔基総理の任期は20033月までで、次期総理決定前でもあるため、来年も引き続き現国務院総理が政府活動報告を行う」と述べた。