江沢民中国主席、米下院議員代表団と会見 

 江沢民国家主席は529日、北京の中南海で、下院軍事委員会軍事調達小委員会のウェルドン委員長を団長とする米下院議員代表団と会見した。双方は中米関係や共に関心を寄せる国際・地域問題について意見を交換した。 江主席は「中米が健全で安定した関係を発展させることは、両国人民の利益にかなっており、アジア太平洋地域と世界の平和、安定と発展にも有益だ。最近、中米関係には好ましい発展傾向がみられる。双方はテロ対策、経済貿易などの分野の交流と協力で新たな進展を収めている。世界は多彩で、さまざまな発展モデルがある。中米両国の間には、当然意見の食い違いもある。しかし、共通の利益の方が意見の食い違いを上回っている。双方は小異を残して大同につく精神で、共通点を拡大し、意見の食い違いを適切に処理し、中米関係を発展させるべきである」と強調した。

 また「台湾問題は従来から中米関係の最も重要で最も敏感な核心問題である。中米関係を健全に発展させるため、米国が1つの中国政策を厳守し、3つの共同コミュニケの原則を順守することを望んでいる」と表明した。

 ウェルドン委員長は「我々は中国との接触を支持しており、中国と長期的な友好関係を発展させ、中国の友人、パートナーになることを望んでいる。米両院の議員は米国政府が1つの中国政策を推進し、米中の3つの共同コミュニケを順守することを支持している。その点は明確である。私には台湾の友人もいれば、大陸の友人もいる。彼らは皆、自身を中国人であると考えており、彼らは親しい同胞であり、1つの中国しかないと考えている。我々は皆、1つの中国政策を支持している」と強調した。