中国のGDP、今年10兆元突破の見込み

 中国の国内総生産(GDP)は今年、10兆元を超えると予想されている。昨年のGDPが95933億元、今年上半期が前年同期比7.8%増で、今年は通年で昨年を7%以上上回ると見込まれる。権威ある経済部門が分析、試算した。

 改革・開放当初の1978年、GDPは3624億元にすぎなかった。この20年余りに急速に拡大し、今年末には10兆元を超えるとみられる。これについて、国家統計局の責任者は素晴らしい飛躍と強調した。

 共産党第13期中央委第4回総会以来13年、GDPのベースが拡大し、かなり大幅な経済成長が続いたため、GDPの増加が加速した。1986年から91年の5年間で、GDPは1兆元から2兆元になったが、その後91年から97年までの6年で5兆元以上増え、97年から今年までの5年で、さらに3兆元増えることになる。

 経済総量の拡大で、世界経済における中国の地位が上がり、中国のGDPは1990年の世界10位から6位に躍進した。