朱鎔基総理、小泉首相と会見

 アジア欧州会合(ASEM)第4回首脳会議に出席するためデンマークを訪れている中国の朱鎔基総理は922日、コペンハーゲンで日本の小泉純一郎首相と会見した。

 朱総理は「中日国交正常化から30年、両国関係は各方面で大きく発展した。22日夜には日本から13000人余りの友人が北京の人民大会堂に集まり、中国側と共に国交正常化30周年を記念し、江沢民主席がこの記念活動に出席し、重要な演説を行った。江主席の演説は中日関係の正反両面の経験・教訓を総括し、中日友好を十分評価し、両国関係の発展の方向を指し示した」と述べた。

 また「江主席は、中日関係を発展させるためには、『歴史を鑑とし、未来に目を向け』なければならないと強調した。歴史問題における姿勢が中国人民の感情を傷つけることを日本側が十分認識し、慎重に対処することを希望する」と強調した。

 小泉首相は、歴史を直視し、現実の問題を適切に解決することは両国関係の発展にとって非常に重要であると述べ、日中国交正常化30周年を記念することを通じ、各分野の協力が一層推進されることを希望すると強調した。