中米両国、双方の建設的協力関係の発展の
ため共に努力することを表明

 劉建超外交部スポークスマンは1217日の記者会見で「アメリカ軍太平洋艦隊のファーゴ司令官の中国訪問は、実り豊かな成果を上げた」と述べた。

 劉建超スポークスマンはその際「ファーゴ司令官は北京を訪問中、中国人民解放軍の梁光烈総参謀長、熊光楷副総参謀長と会談を行った。双方は世界と地域の安全情勢、両国の軍関係、台湾問題及び共に関心を寄せるその他の問題について率直な意見交換を行った。」と述べた。

 また、劉建超スポークスマンは当日の記者会見でNATO・北大西洋条約機構を含む各側との対話と接触を求める中国の意思を表明した上で、「非同盟や如何なる軍事同盟にも参加しないという中国の立場は変わっていない。中国は国際社会が互恵、平等、協力という新しい安全保障観を確立し、国連憲章の主旨と原則に基づいて、長期的な安定かつ安全な国際的平和環境を築き上げるために共に努力することを期待する」と述べた。

 劉建超スポークスマンは更に、アジア地域におけるミサイル防衛システムの確立を中国は主張しないとの立場を表明した後、「アメリカのミサイル防衛システム確立に対する中国の態度は一貫して明確なものである。中国はアメリカのミサイル防衛システムの確立には同意しておらず、関係各方面が真剣な対話を通じて、問題の解決法を一早く見出し、各方面の安全を考慮すべきだと主張している」と述べた。