2002年世界銀行情報年次総会が重慶で

　世銀と中国財政部、重慶市人民政府の共催で2002年世界銀行情報年次総会が2002年12月9、10の二日重慶で開かれた。

　政府関係部門の責任者、世界銀行の担当官、関係諸国の科学技術相と情報通信相、中国と世界の情報業界の知名な高級管理者、研究者、専門家、ビジネス界のエリートおよび国際民間組織の情報の発展の促進に従事する知名人など200余人の代表が参会し、中国のＷＴＯ加盟後の情報技術分野でのチャンスとチャレンジ、電子政府、開放的資源、電子商取引、移動商務、農村電信、長距離教育、情報技術と貧困扶助などについて幅広く討論し、交流を行った。

　今回の年次総会は情報、知識、貿易、発展をテーマとし、情報と通信技術を用いて国際経済・社会の不平等を縮小する経験を総括し、各界の寄付人が引き続き発展途上国で情報と通信技術プロジェクトおよび関連プロジェクトを実施することに資金面から援助を提供するよう奨励することを目標としている。

　年次総会で、世界銀行情報発展部、世界経済フォーラム、INSEADが共同で出版した学術刊行物――2003年グローバル情報技術レポートが発表された。同レポートは75カ国の情報技術普及と応用の状況に対し、全面的な比較分析を行い、デジタルの溝を越える政策とパターンを模索するものである。