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北京の観光知識(六) 博物館・著名人の旧居 北京にはさまざまな博物館が120カ所もある。通常は午前9時から午後4時まで一般開放され、月曜日は休館日となるところが多い。
中国歴史博物館 所在地:天安門広場東側 交通:1、4、57、特1路線バス、地下鉄 開館時間:8:30―15:30 電話:65128986 中国歴史博物館は、中国古代、近代の歴史と文化を収集し、所蔵するとともに、歴史科学および関連学術問題を研究する機関である。主な展示項目は『中国通史陳列』で、収蔵品は30余万点にのぼる。
中国革命博物館 所在地:天安門広場東側 交通:1、4、57、特1路線バス、地下鉄 開館時間:8:30―16:30 同館は、中国の五・四運動および中国共産党成立以来の革命文化財と共産党党史資料を収蔵し、中国共産党の歴史を宣伝し、革命的伝統についての教育を行う機関で、1961年に一般公開された。主な展示項目には『中国共産党党史陳列(民主革命時期)』などがあり、現在の収蔵品は15万点余りにのぼる。
毛主席記念堂 所在地:天安門広場 交通:9路線バス、地下鉄 開館時間:8:30―11:30(月曜日午前―土曜日午前)(日曜休) 電話:65132277 1977年8月に落成。中国人民の偉大な指導者毛沢東の遺体が記念堂の中央ホールに安置されている。記念堂の中には毛沢東、周恩来、劉少奇、朱徳の革命業績記念室が設けられている。
中国人民革命軍事博物館 所在地:海淀区復興路9号 交通:1、4、57路線バス、地下鉄 開館時間:8:30―16:00 電話:66866114 1959年8月に落成。第二次国内革命戦争館、抗日戦争館、第三次国内革命戦争館、社会主義革命・建設擁護館に分けられている。
中国人民抗日戦争記念館 所在地:豊台区宛平城内大街 交通:339路線バス 開館時間:8:00―16:30 電話:83891485 古い歴史を持つ宛平城内に位置する同記念館は1987年に落成した。宛平城の西門から出ると、世界によく知られている廬溝橋である。写真を中心に貴重な実物の品々を展示することよって、「9.18」事件から抗日戦争勝利までの過程に起きた重要な歴史的出来事がわかるようになっている。「廬溝橋事件」ドーム館は、真に迫った音と画像などによって、その場に居合わせていたような臨場感を見る者に与え、50余年前の忘れがたく悲壮な歴史を再現している。
首都博物館 所在地:東城国子監街13号 交通:13路線バス 104、108路線トロリーバス 開館時間:8:30―17:00 電話:64012118 東城区の静かな国子監街の孔子廟の中に建つ。主な展示項目は『北京簡略歴史陳列』で、新石器時代および元、明、清代の文化財、標本などが8万余点収蔵されている。同館が催す「春節孔廟文化廟会」は首都の五大縁日(廟会)の一つとなり、「国学祭孔楽舞表演」も同館の催す民族的特色をもったイベントである。
中国科学技術館 所在地: 北三環中軸路1号 交通: 302、380、367路線バス 開館時間: 9:00−16:00 朝陽区北三環中軸路1号にある中国初の国家科学技術館である。同館には、パン・デ・グラーフ発電装置、ジャコブス・テーバ、特大シャボン玉器、サウンドフォーカス、竜洗(皇帝が使用した青銅製の洗面器で風変わりな仕掛けがある)、立体スライド、多面鏡、スパークリングライト、磁気振り子などが展示されているほか、オムニマックス映画『グランドキャニオン』なども上映されている。
石刻芸術博物館 所在地: 海淀区五塔寺村24号 開館時間: 8:30−16:00 真覚寺金剛宝座塔に展示された中国初の石刻学に基づく総合的な露天博物館である。さまざまな種類の石刻を6000点余り収蔵している。金剛宝座塔を中心に、総合展示、功徳碑、墓志銘、書道拓本、寺廟碑、会館碑、石彫などの8つの陳列区からなっている。
北京天文館 所在地: 西直門外大街138号 交通: 102、103、111路線トロリーバス 開館時間: 10:30−15:50(火曜休) 1957年に天文知識の普及を目的に建てられた。館内には天象ホール、展示ホール、講演ホール、天文台、光球観測台などが設けられている。星空放映室とも呼ばれる天象ホールの中心部には、自然のままの星空に模した中国製のプラネタリウムがあり、光球観測台には、太陽の光球を観察できる光球望遠鏡が設けられている。
中国美術館 所在地:五四大街1号 交通:109、111、112、103、104路線トロリーバス 開館時間:9:00−16:00 同美術館には大小さまざまな展示ホール14室のほか、創作専用の画室と作品観賞専用の芸術交流ホールも設けられている。中国の近代・現代の美術作品数万点、民間美術作品4万余点が収蔵されている。
宋慶齢旧居 所在地:西城区後海北岸46号 交通:5、55路線バス 開館時間:9:00−16:30(月曜休) もとは清朝最後の皇帝、溥儀の父である醇親王載●の邸宅――摂政王府花園である。中国の宋慶齢・元国家名誉主席が1963年に移り住み、1981年に亡くなるまでの年月を過ごした屋敷である。歴史的な写真約400枚、貴重な文物300点余りの展示から、宋慶齢の数奇な人生がうかがえる。
郭沫若旧居 所在地: 西城区前海西街18号 交通: 13路線バス、107、111路線トロリーバス 開館時間:9:00−16:00(冬季閉館)(月曜休) 郭沫若が1963年に入居し、1981年に亡くなるまでの15年間を過ごした住居である。同氏はここで何百万字にものぼる論文、専門書、詩歌などの作品を書き上げた。ここには大量の自筆原稿、書籍、文献資料が保存されている。
魯迅博物館 所在地: 阜成門内大街宮門口2条19号 交通: 13、101路線バス、102、103路線トロリーバス 開館時間: 9:00−16:00(月曜休) 魯迅旧居の東側に位置しており、1956年に一般公開された。展示ホールには、魯迅の生前の活動の時期と場所に沿って、その自筆原稿、写真、書籍、美術品、その他の遺品が展示されている。
徐悲鴻記念館 所在地: 新街口北大街53号 交通:22、47路線バス 開館時間:9:00−11:30 13:00−16:30 館内には徐悲鴻の各時期の代表作が展示されている。そのなかには、作者のフランス滞在中の習作、大型油絵『田横五百士』や『渓我後』などの作品がある。さらに、大量の写真と遺品の展示によって画家の一生が紹介されている。
老舎旧居 所在地:東城区灯市口西街豊富胡同19号 老舎が1950年から1966年までの16年間を過ごした四合院である。母屋の前方両側の部屋には記念碑的な内容の展示がなされ、6つの部分から老舎の少年時代、創作経歴、各時期の作品が展示され、代表作の一つである『駱駝祥子』だけでも数種の訳本がある。庭は当時のままの状態で公開されており、老舎の生前の暮らしぶりがしのばれる。
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