北京の観光知識(七)

郊外観光

北京は自然景観がとても美しく壮大である。青々と木々の生い茂る山奥の古刹、滝や温泉、人跡まれな原始林、澄み切ってきらきらと水面の光る川や湖、それらはレジャー客にとってもってこいの場である。高速道路の建設と天然資源の開発に伴い、設備の整った別荘やリゾートホテルが美しい自然景観の中に建てられている。週末を利用して都会の喧騒を逃れ、大自然の懐に抱かれて静けさと清々しさを心ゆくまで楽しむことが、このところ北京の流行の一つとなっている。

石花洞

交通:房山で長距離バスに乗り換え

 北京の南西56キロにある石花洞は、上下に繋がった6層からなる鍾乳洞である。一般公開されているのはそのうちの2層分、長さ1222メートルにわたる部分で、垂直距離にすると40メートルで、14階建ての建物に相当する。

 洞窟の中には、猿、獅子、孔雀などになぞらえられる、さまざまな形の鐘乳石がある。そのうち、ヤシの花の形をした鍾乳石は、水晶のように透き通っていて中国の鍾乳洞の中でもまれに見る珍品である。

十渡

交通:蓮花池バスターミナルから観光バスを利用

 北京の南西90キロにある十渡は、太行山を源とする川が険しい山の間を流れ、「之」の字形に曲折した10の川を形づくっていることから、「十渡」と名付けられた。したがって、すべての見どころを回るには10の渡しを渡る必要がある。ここの風景は桂林の漓江によく似ているため、「小桂林」とも言われる。十渡の入り口には、高さ10メートル余りの巨大な仏像のような形をした岩がある。また、八番目の渡しではバンジージャンプが新たな呼び物となっている。

密雲ダム

交通:東直門から長距離バスを利用

 面積188平方キロ、容積437500万立方メートルの華北地区最大のダムで、北京の主な水源でもある。ダムに沿って長さ110キロの道路が敷設されており、夏は市内より平均気温が3度ほど低い避暑地である。

湖景水上楽園

所在地:懐柔県雁栖鎮泉水頭118

 風光明媚な懐柔県の雁栖湖の西側に位置する湖景水上楽園は、山を背にして水に面した、敷地面積約10万平方メートルの本格的な水上楽園である。カリブ海をイメージしてつくられた楽園は、さまざまな工夫が凝らされ、熱帯情緒に満ちている。夏の炎天下、造波プールの人工ビーチで水とたわむれる楽しさ、スパイラル・ウォーター・スライダーを滑り落ちるスリル、川の流れに身を任せて過ごすのんびりした一日、いずれも観光客を楽しませてくれる。

龍慶峡

交通:北郊市場から観光バスを利用

 北京延慶県に位置する龍慶峡は、北京で最もすばらしい観光地の一つである。全長7キロの奥深い峡谷は、静まりかえっていて、うっとりとさせられる景色が延々と続く。江南の風景のようなしっとりとした美しさもあれば、北方の山水のような雄大さも具えており、この絶妙なハーモニーは得がたいものである。

雁栖湖

交通:東直門から長距離バスを利用

 懐柔県に位置し、北京から55キロのところにある雁栖湖は、潮白河の支流である雁栖河に築かれた人工湖で、豊富な水源と美しい自然に恵まれている。ウォーターパークには、竜船、モーターボート、水上飛行機、水上滑り台などが揃っている。人工ビーチや設備の整ったバンガローなどがあり、夏は水泳や日光浴に絶好の場所。

康西草原

交通:西直門駅から汽車で康荘駅下車

 山、湖、森林、草地など合わせて約2133ヘクタールの面積がある康西草原は、平均気温が承徳や北戴河より8.4度も低い理想的な避暑地である。現在はリゾートホテル、競馬場、屋外運動場などが整った新しいタイプのレジャーランドとなっている。

金海湖

交通:東直門から長距離バスを利用

 北京市内の北東90キロの平谷県に位置する金海湖は、美しい山と広々とした水域に恵まれ、ボートや水上パラシュート、水泳、釣りなどが楽しめる。

苦情電話

海淀区観光苦情電話 62640308

門頭溝区観光苦情ホットライン 69843710

房山区観光苦情ホットライン 89352764

昌平区観光苦情ホットライン 69704656

順義区観光苦情ホットライン 69429918

通州区観光苦情ホットライン 69545238

大興県観光苦情ホットライン 69243349

平谷県観光苦情ホットライン 69991186

懐柔県観光苦情ホットライン 69622508

密雲県観光苦情ホットライン 69027774

延慶県観光苦情ホットライン 81191168

延慶県観光苦情ホットライン 69192393 

北京観光ホットライン

  65130828 これは北京市旅遊局が内外の観光客向けに設けた苦情・相談の専用ホットライン。中国語、英語、日本語可・24時間サービス。

 北京の観光情報のインターネットでのお問い合わせは下記に。

http://www.bjta.gov.cn

http://www.beijingtour.net.cn