江沢民主席、朝鮮の核問題で米大統領と電話会談

 江沢民国家主席は1月10日夜、ブッシュ米大統領と電話会談し、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の核問題について意見を交換した。

 ブッシュ大統領は朝鮮の核問題について「朝鮮の行動を絶対に認めるわけにはいかない」と強調し、「朝鮮の核不拡散条約(NPT)からの脱退は朝鮮の利益に合致せず、地域の平和と安全を損なう」と述べ、今後も対話を通じて朝鮮の核問題を解決したいと表明した。

 これに対し、江沢民主席は、中国も朝鮮のNPT脱退に賛成せず、朝鮮半島の非核化の実現を主張すると指摘し、われわれは、「国際核不拡散体制の維持は国際社会の共通の利益に合致する。対話は朝鮮の核問題を解決する最も効果的な方途であると考え、中国は関係諸国とともに、朝鮮の核問題が一日も早く平和的に解決するよう努力していくつもりである」と述べた。