中国、容量2.4GBの1インチミニ型ハードディスクを生産開始

 容量が2.4GBに達する1インチミニ型ハードディスクは1月末、貴陽市の中国南方匯通ミニ型ハードディスク科学技術公司で生産を始めた。

 調べによると、現在世界で1インチミニ型ハードディスクの開発に成功したのはIBMだけであり、同社は日立と日立グローバル記憶技術会社を設立して生産しているが、市場に出荷される製品の容量は1GBしかない。関係専門家は、2005年になると、1インチミニ型ハードディスクの世界年間需要量は約6億台に達すると予測している。

 中国南方匯通微ハードディスク科学技術公司総裁の朱宝麒氏は、このような2.4GBミニ型ハードディスクは、体積が非常に小さく、技術使用量が大きく、磁性材料、精密機械、ミニ動力モーター、光電子材料、電子モジュール加工、コアソフトウェアなど多種の先端技術を含んでおり、デジタル・カメラ、デジタル・ビデオカメラ、MP3放送器およびPDA(個人デジタル補佐)などの電子製品に広く用いることができると語った。

 アメリカの関係ある会社はこの技術を開発し、南方匯通ミニ型ハードディスク科学技術公司とミニ型ハードディスク公司を設立してこの製品を生産しており、製品はCF−II、USB、IDEなど多種のインターフェイス格式を採用している。


 ミニ型ハードディスク公司のこの種新製品の今年の生産量は200万台に達し、売上収入は2億ドルを上回る予定。