中国、イラク問題を政治的に解決する扉を
閉じるべきではないと表明

 孔泉外交部スポークスマンは18日北京での記者会見で「政治的にイラク問題を解決する扉は閉じるべきではない」と語った。

 孔泉スポークスマンはその中で「現在、中国は関係各方面が平和を呼びかけ、戦争を避けるため共に努力していくよう期待している。イラク問題に対する中国の立場は依然として、国連の枠組内で平和的な方式でイラク問題を政治的に解決すると共に、イラクが安保理の決議を全面的に履行するよう要求するものだ」と述べた。

 孔泉スポークスマンは更に「国際社会が共に努力して、イラク問題の政治的解決での国連の主導的な役割を維持していくべきだ」との中国の立場を明らかにした。

 孔泉スポークスマンは「国連安保理の1441号決議は当時安保理の15の理事国の一致した同意を得ており、その後も国連の行った何回の外相会議と公開議論の中で、多くの加盟国は国連がイラク問題で主導的な役割を果たすよう希望すると明確に表明した。当面の情勢の下で、国際社会は依然として国連の役割に大きな期待をかけている。中国は国際社会のどのメンバーも国連憲章の基本的な主旨や原則に基づいて事を運び、共に世界のために平和的で安定した国際環境を作るよう期待している」」と述べた。

 孔泉スポークスマンはまた「目下、中国はG7先進7ヵ国グループに参加するつもりはない」と表明した。

 孔泉スポークスマンはその際「中国は国際問題での先進7ヵ国グループの役割に注目しており、実際には中国は先進7ヵ国グループとの繋がりを保っている。中国は先進7ヵ国グループが中国に会議の関係情報を通報したいとのやり方に賞賛の意を表している」とした上で、「中国側は人権問題で対話を行うことを主張している。その基礎は平等と相互尊重であるべきだ」と人権問題での中国の立場を重ねて明らかにした。

 また孔泉スポークスマンは 温家宝首相の招きに応じて、パキスタンのジャマリ首相はこの24日から26日にかけて、中国を公式訪問することを発表した。