三峡ダムの貯水工事、順調

三峡ダム工事現場からの報道によると、6月8日午前10時現在、三峡ダムの上流側水位は127.36メートルに達した。

ダム貯水後の土砂排出問題は三峡ダム工事が現在直面する主な技術的問題の一つで、研究の結果によると、三峡ダムで澄んだ水を貯めて、濁った水を排出する方式を実施することによって、ダムに入った大部分の土砂を排出でき、更に一連の土砂防止や沈殿物除去工事などの再調整ができて、三峡の船舶通航と発電所の正常な運行が確保できる。

このほか、中国政府は観測科学研究メカニズムを整備し、生態環境保全を強化し、上流の主流と支流でダムを建設している。

これら措置によって三峡ダムは長期にわたって効果的な運営ができるようになる。

一方、現在進められている三峡百万人移民プロジェクトは全国各地からの大きな支援をえている。

関係筋によると、中国各地からの支援金はすでに120億人民元に達し、支援の主な内容にはプロジェクトへの協力や人材の養成などが含まれている。