三峡ダムプロジェクト、貯水目標をくりあげて実現

北京時間6月10日夜10時に、三峡ダムの水位が海抜135メートルに達した。これには貯水の目標が繰り上げて実現されただけでなく、16日に予定された最初の船舶通航テストの準備に充分時間が取れるようになった。

三峡ダムプロジェクトは、今月の1日から貯水を始め、予定ではダムの水位が135メートルに達するのは15日となった。中国長江三峡ダムプロジェクト開発総コンスの責任者張暁光氏は工事の現場である湖北省宜昌市で、北京放送局記者のインタビューに応じて、三峡ダム地区の多くの地方で、ここ連日大雨が降ったことが貯水目標が繰り上げがって実現された主な原因であるとの考えを示し、「目標を繰り上げて実現できたことは工事にとって極めて好運なことである。16日の船舶通航をスムーズに進めために、水位の繰り上げ達成で、できた時間を有効に使って幾つかの実験を再度行なうことができる」と述べた。

1994年12月に実施し始めた三峡ダムプロジェクトは建設中のダムでは世界最大の水利工事であり、最初の発電ユニットは今年8月に発電を開始し、年間の発電量は55億キロワットに達する見込みだということだ。