中国の対日貿易が2005年に1500億ドルと予測

最近、江蘇省無錫市で開催された「中日メディア交流フォーラム」の席上で、駐日大使を務めたことのある中国国際貿易学会の施用海会長は、「日中経済貿易関係の発展」をテーマとして講演を行い、2005年には両国の貿易総額が1500億ドルに達するとの予測を発表し、次のように語った。

中国側の統計データによれば、昨年の両国貿易総額は1000億ドルを突破したが、今年1−8月に前年同期比32.8%増の835億ドルとなった。1−8月の貿易額のうち、対日輸出額は368億4000万ドル、対日輸入は466億6000万ドルで、前年同期と比べてそれぞれ23.5%、41.1%増えた。中国側の貿易赤字は98億2000万ドルに増えた。

両国の貿易関係は大きな発展を遂げている。以前は中国が日本市場に依存していたが、現在は、両国が相互依存型の重要な貿易相手国となっている。

施主任はさらに、今後、両国間の政治、経済関係に大きな問題が起こらなければ、2005年の貿易総額は1500億ドル、2010年には2000億ドルに達すると予測し、さらに、日本企業の対中投資は実質ベースで2005年は60億ドル、2010年には85億ドルにまで拡大されると述べた。