胡主席がタイ首相と会見 関係強化に5提案

タイ公式訪問中の胡錦涛国家主席は10月18日午後、タイのタクシン首相と会見し、2国間関係の発展、開幕をひかえたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などについて意見交換し、多くの問題について共通の認識に達した。

胡主席は、中タイ関係の発展を重視し、両国関係の新たなレベルへの向上を望む中国の新しい中央指導グループの意向を表明し、(1)ハイレベル交流の継続、重要問題をめぐる緊密な協力の維持(2)経済貿易協力の拡大および副首相級の経済貿易協力機構の活用。マクロ的視野に立った経済貿易協力の発展計画および中国―東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易区設置プロセスの継続推進(3)文化、教育、安全保障協力などの積極的推進(4)青年交流など両国間民間協力の強化(5)国際と地域問題での協力強化――の5点を提案した。

両首脳は会談後、中タイ貿易・投資・経済協力連合委員会の設立に関する協定など5協定の調印式に出席した。