世界最高水準の秦山三期原子力発電が全面完成

中国初の商業用重水炉原子力発電所である秦山三期原子力発電所の完成祝賀会が最近、浙江省秦山で開かれ、中国国務院の曽培炎副首相とカナダのジャン・クレティエン首相が出席した。

秦山三期原発は、中国とカナダ両国の過去の最大規模の協力事業であった。同プロジェクトは、700メガワット級の重水炉2基からなり、1号炉は、55カ月の工事期間を経て予定より43日早い2002年12月31日に操業を開始した。2号炉は112日早い今年7月24日に商業運転を開始している。これは重水炉原子力発電所の建設工期としては世界最短である。

また世界の重水炉原子力発電所と比べて、秦山三期重水炉原子力発電所は、設計上の技術性能や安全性及び経済指標はいずれも最高水準に達しており、建設費用は政府批准の予算を10%下回った。