佐川急便、北京に合弁会社を設立

日本最大の総合物流企業である佐川急便はこのほど北京に合弁会社を設立した。宅配業務の範囲を北京のすべての地区に拡大し、将来は全国網羅をめざす。

京泰実業(集団)有限公司は佐川急便、住友商事と共同出資で北京住商佐川急便物流有限公司を設立した。資本金は362万ドル、うち北京京泰投資管理中心が108万6000ドル、佐川急便アジアが126万7000ドル、住友商事が108万6000ドル、住友商事(中国)有限公司が18万1000ドルそれぞれ出資。合弁経営期限は12年である。

新会社は主に小荷物の宅配を中心に北京地区の物流市場を開拓するとともに、市内と域外の普通貨物輸送、貨物エクスプレス、冷蔵・冷凍輸送、コンテナ輸送、国内貨物代理、貨物倉庫、物流コンサルティングなどのサービスを提供する。市内の10カ所に中継所を設置し、北京市のすべての区域で24時間以内の宅配を行なう。