中国、2015年に現存のアナログテレビの放送を停止

今年、中国は全面的にケーブルテレビのデジタル化を推進しており、2008年、全国の大部分の地域でケーブルテレビがデジタル化へと転換し、2010年にデジタル化がほぼ実現し、2015年に、アナログテレビの放送を停止することを決定した。

現在までに、中国の25の都市で、デジタルテレビを試験的に放映しており、そのうち、19の都市で、有料チャンネルを開設した。デジタルテレビは撮影、編集、送信、伝送から受信、処理、表示までの全過程がデジタル化されたテレビで、情報量がアナログテレビの5倍に当たり、500のチャンネルを同時に放映できる。

中国国家放送テレビ局の関係責任者は「家庭のテレビがデジタル化を実現すれば、チャンネルが増加し、サービスの分野も広められ、人々の公的な必要を満たすだけでなく、個性化、多様化、専門化の必要を満たすこともできる。更に、人々のテレビを観る必要を満たすだけでなく、情報に対する必要を満たすこともでき、それにより、テレビは番組放映、情報サービス、文化・娯楽を一つにするマルチメディアの情報プラットホームとなる」と語った。