外交部、キリバスと台湾の「国交樹立」に強く反対

章啓月外交部スポークスマンは11月7日、キリバスと台湾の「国交樹立」について談話を発表し、次のように述べた。

11月7日、キリバスは台湾当局といわゆる「外交関係」を樹立すると発表した。キリバス政府は、中国・キリバスの長年に渡る友好協力関係を無視し、台湾当局と「国交樹立」文書に調印した。これは中国・キリバスの国交樹立コミュニケに公然と背くものであり、中国内政への粗暴な干渉である。これに対し、われわれは強い憤慨を表明するとともに断固として反対する。中国の駐キリバス大使はキリバス政府に対し、強い抗議を厳重に申し入れ、キリバス政府に対し、中国・キリバスの両国政府が1980年に発表したコミュニケの定めた原則や、キリバスの歴代政府が取ってきた「1つの中国」政策を順守し、台湾との「国交樹立」という誤った決定を直ちに改めるよう要求する。さもなければ、キリバス政府は、これによってもたらされる重大な結果に対し、全責任を負わなければならない。