北京で新聞業界の市場化進む

唐元ト

 

新聞業界では今、1949年の建国以来最大規模の調整が行われている。国家出版総署の柳斌傑副署長によれば、調整の目的は、新聞経営を政府機関の職権間に横たわる利益から完全に切り離し、政府機関の権限を経営活動から排除することで市場化を推進することにある。

競争は業界関連の新聞にとって長年依存してきた安住できる発行ルートを失い、また行政機関の支援と財政補助も失うことを意味している。生存の危機は焦眉の急であり、早急に新聞発行の位置づけと経営方式を調整できるかが、市場で生き残れるか否かのカギを握ることになる。

一方、既に市場でもまれてきた総合新聞にはいささかの怠慢さも見られない。北京では新聞業界の競争が益々熾烈化しているからだ。以下、北京の新聞関係者の市場化に対する取り組みや考え方をご紹介する。