戴秉国外交部副部長、小泉首相と会見

小泉純一郎首相は11月14日、訪日中の戴秉国外交部副部長と首相官邸で会談した。双方は中日関係や朝鮮の核開発問題について意見交換した。

戴副部長は、新世紀に入ってから中日友好協力は発展のチャンスを迎えているとしたうえで、「両国は長期的かつ戦略的視野に立ち、『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』という精神に基づいて、両国関係の健全で安定した発展を推進すべきである」と語った。また、朝鮮半島の核開発問題解決に対する中国側の原則的立場や主張について詳しく説明した。

小泉首相は「今年は日中平和友好条約締結25周年に当たる。記念活動を通じて両国関係が発展した」との見解を示し、「両国の指導者は『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』という考えを確認し合い、両国関係を発展させるべきである。双方が共に努力することで、日中の友好協力関係が引き続き発展すると信じている」と語った。

小泉首相は、朝鮮核開発問題の平和的解決のために中国の払った積極的な仲介努力を高く評価し、「日本は中国や関係各方面と共に努力して、次回の6者協議が成功を収め、この問題の平和的解決が促進されることを望む」と述べた。