来年の発展と改革の任務を確定

温家宝国務院総理は国家発展と改革委員会の活動に指示を与え、新たな情勢を背景に、国民経済の急速、健全で調整した発展を保持し、経済・社会発展の中の問題を解決し、経済の大幅な波動を防止し、各方面の意欲を保護、高めることを主な仕事とするよう要求した。

温家宝総理は、ケ小平理論と「三つの代表」という重要な思想の指導の下で、中国共産党第16回全国代表大会、中国共産党第16期中央委員会第3回全体会議と中央経済工作会議の主旨を貫徹し、観念と職能を転換し、仕事を改善し、経済手段と法律手段でマクロコントロールし、市場の資源配置の基礎的役割を最大限に発揮し、マクロ経済に対する観測、予測・分析を促進し、肝心な点をつかみ、各方面の力を調和させ、効果的措置をとって、適切な時期に適度に調整し、問題解決のため断固たる対策をとらなければならない。

馬凱国家発展と改革委員会主任が12月1日に開催された全国発展と改革工作会議で発表したところによると、年初以来、中国の経済と社会が勢いよく発展する。国内総生産が8.5%成長する見込みである。経済が加速的に成長すると同時に、経済効果が明らかに向上している。総量が増えると同時に、経済構造が引き続き改善されている。マクロ経済対策が作用を果すと同時に、経済の自主的成長の能力が増大している。各種の改革対策が段取りを追って推し進められると同時に、対外開放がいちだんと促進されている。経済が急速に成長すると同時に、大衆の手により多くの実益が入っている。

馬凱主任の話によると、来年の発展と改革を保障するには、中央の方策と配置に基づいて思想を統一させる必要がある。下記の四つの方面で思想と認識を統一しなければならない。一、経済情勢に対する認識を統一する。特に治に居て乱を忘れず、憂患意識を強化する。二、マクロコントロール対策に対する認識を統一し、政策の連続性と安定性を保ち、内需拡大の方針を堅持し、積極的な財政政策と穏健な貨幣政策を続行しながら、情勢の変化に応じて、適切な時期に適当な手段でマクロコントロール対策の重点と強さを調整する。三、経済工作の重点に対する認識を統一し、経済構造の調整、成長パターンの転換、成長能力と経済効果に重点を移す。四、科学的発展観の重要性に対する認識を統一し、全面的、持続可能な、調和した発展を実現する。

馬凱主任は次のように来年経済の持続的、急速的、健全な調和した発展を促進する10件の政策を提起した。@マクロコントロールを強化、改善し、国際資金の経済構造調整と調和的発展の促進役を発揮する。A農民所得を増やすために最大限に努力し、食糧の総合生産能力を保ち、増大する。B産業構造のモデルチェンジを促進し、国際競争力を高める。C盲目的投資とレベルの低い生産拡張を抑え、経済の安定発展を保つ。D経済予測とリスク警報を強化し、経済発展のボトルネックを解決する。E積極的な政策を実行し、経済発展と就職促進を結び付ける。F国民所得を増やし、経済成長に対する消費需要の促進役を強める。G西部大開発と東北地方の在来工業基地の改造を促進し、地域経済の調和的発展を促進する。H対外貿易と外資利用に力を入れ、国内外市場と資源を利用する。I科学と教育で国を振興する政策と持続的発展の戦略を実施し、科学技術、教育、文化、テレビ・放送・映画、医療・衛生、スポーツなどの社会事業を全面的に発展させる。

馬凱主任は、中国共産党第16期中央委員会第3回全体会議の主旨を貫徹し、経済が急速に成長し、財政に余裕があり、経済環境がよいことをチャンスに、経済体制とメカニズムに存在する問題の解決を検討し、重点をもち段取りを追って投資、食糧と綿花の流通、独占業界と価格に関する改革を推進しなければならないと強調した。