中国外交部長、中米関係で共同利益が第一位のものだと強調

中国の李肇星外交部長はこのほど、「中国とアメリカ両国には幅広い共通の利益があるが、意見の食い違いも存在している。しかし、共通の利益は第一位のものである」と表明した。

これは、ドイツのシュレーダー首相が中国を訪問する前、李肇星外交部長がドイツの『シュピーゲル』週刊誌のインタビューに答えた際述べたものである。李肇星外交部長は、「中国側はアメリカ側と共に、両国の建設的協力関係を絶えず発展させていくことを希望する。中国は両国関係が中米間の三つの共同コミュニケに定められた原則に基づくべきであることを堅持する」と強調した。

テロ取締り問題に触れて、李肇星外交部長は、「中国は一貫して国際テロ取締り協力を支持し、また、これに積極的に参加している」と述べた後、中国がテロ取締りを利用してウイグル族などの少数民族を迫害するといった言方に対し、「これは全く根拠のない、無責任な言論だ。新疆地区の経済、社会など各分野での建設と発展情況がはっきりしており、中央政府の諸政策は新疆ウイグル族の民衆を含む各民族の支持を得ている」と述べた。