政協全国委第5回会議閉幕

 中国人民政治協議第9期全国委員会第5回会議は議事日程を滞りなく終え、313日午後北京の人民大会堂で閉幕した。李瑞環政協全国委主席が会議で「政協の活動は他の事業と同じように、ケ小平理論と『3つの代表』の要求に基づいて、革新を積極的に提唱していかなければならない」と強調した。

 党と国家の指導者、江沢民、李鵬、朱鎔基、胡錦涛、尉健行、李嵐清氏が議長団席の前列に座った。

 閉幕式は葉選平政協全国委副主席の司会で進められた。会議に出席すべき委員は2267人で、実際に出席した委員は法定人数に達する1975人だった。

 同日の会議はまず政協第9期全国委第5回会議の政治決議を可決した。

 李主席は演説のなかで政協の過去の活動を振り返り、「政協第9期全国委第1回会議以来、各級政協組織は職能を履行する過程で、思想を解放し、事実に基づいて真理を求め、絶えず実践し、積極的に模索し、重要な意味をもつ多くの経験を蓄積してきた。今年は政協第9期全国委の最後の年で。我々は引き続き職能を履行すると同時に、重要な活動として経験の総括に力を入れなければならない。総括を通じて、今期の政協を円満に終わらせ、新期の政協のため必要な準備を進めなければならない」と指摘した。

 政協の関係調整の役割について、李主席は「各級の政協組織は、関係を調整する政協の特徴と優位性を十分に認識し、関係調整の役割を果たすことに力を入れなければならない。意思疎通、交歓に関する活動に取り組み、中華民族の大団結、大連合を促進すべきだ。党の方針と政策を積極的に宣伝し、社会各界の真の状況と声を適時に反映させなければならない。各政党、各団体、各委員が十分に意見を発表する権利を保障し、社会矛盾を解決し、庶民の声が届くようにすべきだ。国民経済と庶民の生活に関する重要な問題について調査研究を進め、発表される政策を各方面の利益を考慮したものにしなければならない」と語った。

 政協の革新について、李主席は「我々が革新意識を絶えず強め、古い慣わしを積極的に打破しさえすれば、時代と共に前進することはできる。人民が歴史をつくる原動力であることを忘れず、庶民の革新精神を尊重し、日常的に人民から英知と力をくみ取りさえすれば、実践を最優先する観点を順守し、実践しながら総括し、経験によって活動を推進しさえすれば、優れた伝統と時代の特徴を組み合わせることに留意し、継承のなかで発展を求め、開拓のなかで前進しさえすれば、政協の事業を生気と活力に満ちたものにすることはでき、絶えず新たな局面を切り開くことはできる」と指摘した。

 また同日の会議は、政協常務委の活動報告に関する決議、政協第9期全国委第4回会議以来の提案活動についての報告に関する決議、政協第9期全国委第5回会議の提案審査状況に関する政協第9期全国委の報告を可決した。

 政協第9期全国委第5回会議開催中、委員らは葉選平副主席が常務委を代表して行った活動報告、羅豪才副主席が常務委を代表して行った提案活動に関する報告を審議、可決し、第9期全国人民代表大会(全人代)第5回会議に列席し、朱鎔基首相が行った政府活動報告と他の重要な報告を聞き、討議した。