2002年「中国文化年」「日本文化年」がスタート 本誌東京特派員 賀 雪鴻
今年は中日国交正常化三十周年にあたる。これを記念し、両国の更なる相互理解を促進するため、中国と日本は共同で、2002年「中国文化年」「日本文化年」(日本名は2002年「日本年」「中国年」)を主催する。文化活動を中心にして経済、貿易、教育、観光、青少年交流など幅広い分野において多彩な事業やイベントが両国で年間を通じて行われる。 この事業の本格なスタートとして、4月2日夕方、東京・赤坂プリンスホテルで、参加者が1千人を超える盛大な開幕レセプションが開催された。日本側からは、小泉純一郎総理大臣、川口順子外務大臣、塩川西十郎財務大臣、遠山敦子文部大臣、神崎武法公明党党首、野田毅保守党党首および元首相の海部俊樹、村山富市、森喜郎の諸氏、中国側から、同日午後日本に到着した李鵬・全国人民代表大会常務委員長、王光英同副委員長、孫家正文化部長らが参加した。 李鵬委員長は挨拶で、「中日両国は『一衣帯水』の隣国であり、共通の文化的淵源は昔から両国民の友情を深める絆である。両国関係の改善と発展の中で、文化交流は重要な役割を発揮してきた」と強調し、「文化年」の開催によって「両国民、特に若い世代の相互理解と友好的感情を深めていくことを期待している」と述べた。 小泉首相は挨拶で、国交正常化の当時、両国の人的往来は九千人にも満たなかったが、いまでは毎年百八十万人を超えている。今年はさまざまな分野で今年は両国交流三十周年をきっかけに、友好の実を挙げる活動を繰り広げ、それを通じて日中関係をますます発展させていきたい」と語った。 「文化年」の実施は中国側組織委員会(主席は孫家正文化部長)と日本側実行委員会(委員長は出井伸之・ソニー会長兼CEO)によって運営される。 日本で催される大きなイベントとしては「中日国交正常化30周年の歩み」写真展(4月3日〜13日)や中国中央民族楽団(4月上旬)、中国交響楽団(9月29日)、中国愛樂楽団(9月16日〜23日)、オーケストラ・アジア(11月15日〜12月2日)、中国京劇院(2月10日〜4月30日)、福建省京劇団(10月上旬〜11月下旬)、江蘇省京劇院(11月6日〜10日)、上海京劇院(6月6日〜7月12日)、上海バレエ団(7月)、中国雑技団(7月〜9月)、内蒙古雑技団(7月〜12月)、杭州青少年雑技団(1月〜4月)の公演、北京故宮博物院秘蔵名宝展(3月〜2003年2月9日)、日本「2002年中国映画祭」(9月)、中国現代書道20人展、および中日国交正常化30周年記念民間交流大会、中国民営企業家代表団訪日、日本中国貿易展覧会などがある。
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