2001年の中国外交、豊かな成果

 章啓月外交部スポークスマンは1225日の記者会見の席上、「2001年は中国が外交政策の面で実り豊かな成果をあげた一年である」として、次のように述べた。

 2001年、中国は国際反テロ闘争の中で建設的な役割を果たし、いかなる形のテロリズムにも断固反対し、反テロ国際協力に積極的に参与し、国際社会で高く評価されている。

 中国は2001年に、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の第9回非公式首脳会合を成功裡に主催し、世界貿易機関(WTO)への加盟を果たし、2008年オリンピックの北京での開催権を勝ち取った。この三つの出来事は、積極的かつ大きな影響力を生み出した。

 2001年、中国は多くの発展途上国との協力関係が大きく進展したほか、周辺諸国との善隣友好協力関係が全面的発展の新たな段階に入った。これらは地域の平和と安定、繁栄の維持にとって重要な意義を持つものである。

 また、中国は、アメリカ、ロシア、EU、日本との関係において新たな発展の勢いを見せている。中米関係は次第に改善されている。中ロ間では戦略的協力パートナーシップがいっそう強化された。EUとの関係は全面的発展という良好な勢いを見せている。中日関係は双方の努力を経て、すでに正常な発展の軌道に戻った。

 2002年の中国外交は、依然としてチャンスとチャレンジが並存するが、チャンスのほうがチャレンジを上回るだろう。中国政府は、引き続き独立自主の平和外交政策を揺るぐことなく堅持し、平和共存五原則の基礎のうえに世界各国との友好協力関係を積極的に発展させ、世界平和の擁護、共同発展の促進のために積極的に貢献していくだろう。