中国民航総局、安全運航の9つの措置を提出

 中国の全国民間航空安全緊急会議が511日北京で開かれた。劉剣峰中国民航総局局長は民間航空の幹部、職員に教訓を汲み取り、目下の安全運航の厳しい情勢を転換するとともに、安全の確保を前提に、民間航空の体制改革を着実に進めるよう求めた。

 劉局長は実情に合わせて、次の9つの措置を打ち出した。

 直ちに安全大点検と整頓を繰り広げ、飛行、機関、管制、整備各部門の諸規則・制度とマニュアルの実施状況を重点的に点検し、規則・規律違反を徹底的に検査し、直ちに改善させる。

 すべての飛行機の全面点検を直ちに実施する。

 各航空会社は直ちに全パイロットの技術点検を行う。

 総量規制を強化し、増便とチャーター便を厳格に抑制する。

 各空港は安全点検を強化するものとし、検査漏れがあれば責任を追及する。

 空港の管理を強化し、5月末までに、各空港が隔離区(立ち入り制限ゾーン)に入るための証明書の徹底した整理を実施する。

 安全責任制を厳格にし、各職場のトップに安全運航の総合的責任を負わせる。大事故が発生したときには、関係者の指導責任を追及し、犯罪を構成するときは刑事責任を追及する。

 総局の関係部局は直ちに行動を起こし、関係職場の安全点検と整頓を重点的に支援する。

 思想・政治教育を強化し、職員の悩みを理解し、後顧の憂いを取り除くよう注意を払う。