大理観光

概況

 大理は中国雲南省中部のやや西のところにあり、面積は1450余平方キロ、人口は48万余り、ぺー族人民とぺー族文化が集中しているところであり、雲南の麗江、迪慶、怒江、徳宏、保山、楚雄、臨滄、思茅に通ずる交通の中枢と物資の集散地でもある。大理の山は高く、蒼山の十九の峰の海抜は平均3700余メートルである。大理の水面は広く、?海の水域面積は大理総面積の17%を占めている。大理の土地には霊気があり、人が傑出し、ぺー族を主とし、漢、回、イ、チベット、ナーシーなど二十余りの民族を含む中華の息子と娘が居住している。

 大理の歴史は古く、昔の南詔、大理国はたくさんの文化財と古跡を残した。後ろに蒼山を控え、前は?海に臨む地理的位置と優れた高原型亜熱帯気候は、大理を山水の勝地、動物の楽園、花の海にしている。「上関の花、下関の風、蒼山の雪、?海の月」は大理の美しい風景の中の四つの絶品である。

 大理は歴史上の「文献名邦」で、今日国務院が第一陣として公布した24の国家クラスの有名な歴史文化都市と44の風景名勝区の一つであり、1993年、蒼山と?海は国家クラス自然保護区に指定された。幸せで誇りに満ちた大理人は蒼山の頂上、胡蝶泉のほとり、ぺー族民家の前で、またはツツジとツバキそばで大理を熱愛するすべての観光客とお会いすることを願っている。

主な見所

 崇聖寺の三つの塔 大理古城の北西1キロのところにあり、大きな塔が一つ、小さな塔が二つで、同時に建造したものではない。大きな塔は千尋塔といい、四角形、中空で、十六重あり、各重の正面に大理石の仏像が一体安置してあり、塔頂の四つの角に銅で鋳った鳥の形の飾り物が一つずつある。南と北にある二つの小さな塔は中空ではなく、十重で、仏像、蓮の花、瑞雲、宝瓶などが彫ってあり、華麗かつ荘重である。崇聖寺の三つの塔は大理観光の標識である。

ぺー族の概況

 中国の少数民族の一つで、人口は160余万、主に雲南省大理ぺー族自治州に集まり住んでいる。ぺー族は自民族の言語があり、唐朝の南詔以来漢族の文化を広く吸収した結果。漢字が通用する文字となった。ぺー族の飲食文化は発達し、ハム、干し肉、腸詰め、弓魚をつくるのが得意である。ぺー族の民家はその鮮明な建築特色で早くから地元の景観となっている。ぺー族の伝統的服飾は簡潔明快で、美しく大様である。ぺー族の人は白色を尊び、男子はたいてい白い上着を着、その上に黒い服を羽織り、色の濃い長ズボンをはく。女性の多くは色の薄い右袵の上着を着、刺しゅう入りの鞋をはく。歴史上、ぺー族の人は天文、暦法、医学、文学の分野で優れた成果をあげた。

 胡蝶泉

 大理の古い市街地の北20キロ離れた蒼山の雲弄峰のふもとにある。池の幅は二、三丈もあり、大理石の欄杆で囲まれ、そばに泉を覆うように古木が一株生えている。毎年の陰暦4月になると、古木に花が咲く。花の形は蝶々に似ており、あたかも蝶々の群れが舞うように飛び交い、触角や足を連ねて木の上から泉の水面に垂れ下がり、色彩の華やかな帯のようで、たいへん美しい。泉のそばに郭沫若直筆の「胡蝶泉」の三字を彫った石の牌坊がある。

 大理は花の海

 大理は低緯度高原型亜熱帯気候帯に位置し、年平均気温はセ氏15.1度、年平均無霜期は230日、年平均降雨日数は136日、年平均日照時間は2276時間で、以前から「東方のスイス」と称されている。恵まれた気候環境によって、大理では四六時中いたるところに、色があでやかな大輪のツバキ、絢麗なツツジ、清い香りを遠くまで漂わすスルガランが咲き誇っている。

 小普陀の概況

 小普陀は?海の小さな島の上にあり、明代に建てられ、1982年に再建された亭閣式の建物で、上下二階に分かれている。一階には如来仏像が彫ってあり、二階には観音像が彫ってある。二階に立って西を眺めれば、大理の市街地と蒼山の十九の峰がはっきり見える。東を望むと、海印、控色と蓮花坪山、玉案山などの景色がことごとく目に入る。北の方は緑の木々とコントラストをなすがはるかかなたに見える。南の方は?海が広がり、その上に帆かけ舟が点々と浮かんで、これこそ壮観である。

 ?海公園

 大理下関の北東2キロの団山の上にあり、面積は約107ヘクタール、最高点は2049メートル、そこから蒼山と?海の風光と市街地を見渡すことができる。公園の中にある望海楼の梁と棟木に絵が描かれ。彫刻が施され、ひさしは外に向かってそり返っている。楼に登ってあたりを見ると、?海の上に白い帆が点々とあり、そよ風とともに漁をする歌が伝わってくる。公園の花畑には貴重なツバキ、ツツジ、サクラソウ、トウヒレンおよび地元特産の観音柳が植えてある。

 蒼山

 点蒼山、霊鷲山ともいう。大理市の北西、?海と江の間にあり、地理的には雲嶺横断山脈に属し、有名な大理石の産地である。蒼山は海抜3000メートル以上で、山の勢いが雄偉であり、屏のように環状に並んでいる。18本の渓流や滝は蒼山の19の峰の間から下の方へ流れ落ちている。玉局峰の上に立ちのぼる望夫雲は、あたかもぺー族の少女が山の上であたりを眺め回し、彼氏が早く帰ってくるのを望んでいるかのようである。蒼山の主峰である馬竜峰は海抜4122メートル、頂上は年じゅう雪が積もり、玉のように見える。「蒼山雪」は大理の「風、花、雪、月」の四つの絶景の一つで、雲、雪、峰、渓は蒼山の四大奇観となっている。

 ?

 昔は葉楡沢と称され、大理市の北にあり、形が人の耳に似て、浪が海の波のように大きいことから、このような名称をつけられた。?海は北から南の下関までの長さは40キロ、東西の幅は約7キロ、面積は253平方キロで、雲南省の二番目の大きな湖で、「三島、四洲、五湖、九曲」などの自然景観がある。?海の水は青く、波が光り、西岸の蒼山の積雪と照り映えて、とても美しい、とくに湖面に映った月が最もすばらしく、観光客を見とれさせるため、大理風景の四つの絶品の一つとなっている。

 大理の古城

 古城は大理下関の北13キロのところにあり、古城の中では道路が縦横に走り、典型的な碁盤の配置を呈している。城内の建築はすべて屋根に黒い瓦を葺き、玉石で壁や塀を築いており、古風、素朴、ユニークである。古城に住む人々は花や木を植えるのが好きで、赤い花や緑の草が年じゅう塀の外に伸びて、香りを漂わせる花の巷をつくっている。蒼山の雪解け水が古城に流れ、通りや路地を通っているため、城内に埃が立たず、人々に快適を感じさせる。古城の中に杜文秀が清朝に反対する蜂起を決行した時の帥府はじめ、公園、楊家花園、洋人街、ぺー族の民家があり、このほか大理石の工芸品、扎染の服飾、香りのよいぺー族三道茶と各種の風味軽食もある。

 感通寺

 またの名は蕩山寺で、大理古城の南約5キロの聖応峰という小さな山の上にある南詔大理時期の名刹である。明代初期、無極和尚は太祖の朱元璋に竜女花を一輪献上した。明の嘉靖年間に四川新都の楊慎が雲南に左遷された時、この寺に住み、『転注古音略』という伝世の書籍を著したため、当時の大理の名士、李元陽はこの寺に「写韵楼」と題した。境内にある有名な対句「竜女奇花伝千古、名士高僧共一楼」(竜女と不思議な花が千古に伝わり、名士と高僧が同じ楼に住む)はとりもなおさずこれらの史実を表している。

 下関の風

 大理の下関は前から「風城」(よく風の吹く町)という美名があり、年平均の風速は毎秒4.1メートルである。風は空気と環境を浄化するので、風景がまたも一つ増えた。

 下関地区の黒竜橋のたもとでは、人が北の方に向かって歩く時、風は南から吹いてきて、帽子を人の後ろに吹き落とし、人が風に向かって歩く時、風は帽子を人の前に吹き落とすという不思議な現象が見られる。下関の風は大理の絶景の一つとなり、「風を見る」ために大理を訪れる観光客は少なくない。

ぺー族の民家

 大理や剣川などぺー族の人が集まり住むところに多く見かけられる。民家はたいてい間口三間の二階建てで、高いところに建てられ、四角い石で土台を築き、建物は土木構造で、屋根には筒板瓦を茸き、二重のひさしが前に伸びている。壁の角、門の上に渡してある横木、窓の敷居、ひさしなどはたいてい模様のある石で装飾され、格子戸、横軸、柱、廊下の欄杆はたいてい彫刻や透き彫りが施されている。他方、目隠しの塀は瓦茸きで、ひさしがそり返り、壁は白く塗り、その上に大理石の図案をはめて、かなり高い芸術的価値がある。ぺー族民家の門楼は、ひさしが半ばアーチ型でそり返り、木や石に彫刻が施してあり、造形は精美、典雅、大様であり、見る人に忘れがたい印象を与える。

 蒼山の観光ロープウエー

 全長は1668メートル、高差は478メートル、アメリカの先進設備と技術を用いて建設したものである。蒼山の水道は曲がりくねって険しく、以前蒼山に登ってそのすばらしい景色を見るのはとても困難であったが、いまはロープウエーができて、観光客に安全で信頼でき、快適で便利な交通手段を提供している。ロープウエーの起点は大理古城の三月街、終点は名勝古刹の「中和寺」と長さ18キロの玉帯路であり、それに乗ると、蒼山の白い雪、青々とした?海、古城のぺー族の民家がことごとく眼中に収め、玉帯路に沿って進むと、挑渓、鳳眼洞、七竜女池、清碧渓など有名な風景名勝区に行ける。

 弘聖寺の塔

 一塔ともいい、大理古城の南西0.5キロ離れた弘聖寺の境内にそびえている。建造年代はもはや考証の仕様もないが、明代の嘉靖年間から現在までに何回か修繕されたので、完全な形で保存されている。

 塔の高さは46メートル、四角形、十六重で、四面に塔門があり、中に入って上に登れば、真中の何重かのところに仏龕があり、その中に仏像がおいてある。塔の頂上に覆鉢と銅葫蘆があり、その上に八角形の銅の傘が覆っている。その建築構造に唐代の塔の風格が見られる。

主なホテル

 名称

名称

アドレス

電話

四つ星

漫湾大酒店

下関経済開発区滄浪路西

2181783

三つ星

蒼山飯店

下関蒼山路118

2124641

下関賓館(東楼)

下関人民街1

2125579

二つ星

?海賓館

下関人民北路212

2125896

大理飯店

下関建設西路1

2179998

下関飯店

下関建設西路58

2125859

大運賓館

下関建設路123

2125526

交通飯店

下関建設東路

2124403

花花酒店

下関南路

2127177

麗江大酒店

下関経済開発区文昌路口

2169919

金泰大酒店

下関泰安路北段

2283888

雲武賓館

下関竜渓路54

2187833

息竜賓館

大理?海公園内

2184390

泰安酒店

下関環城南路

2189088

大理賓館

大理古城復興路245

2670386

一つ星

紅山茶賓館

大理古城護国路32

2670423

宏祥酒店

環城西路二号橋

2181372

喜洲田荘

喜洲鎮城北

2451650

星クラス評定待ち

亜星大飯店

大理古城南門村

2670009

金達酒店

下関経済開発区滄浪路西

2191888

聖元大酒店

下関経済開発区滄浪路

2165188

明珠賓館

下関経済開発区雲嶺大道北段

2133566

昆瑞大酒店

下関環城南路

2195888

 旅行社

アドレス

ファクス

茶花国際旅行社

下関南路

2177072

2169628

大運旅行社

下関建設路123

2122903

2122448

大理西電海星旅行社

下関文化路51

2170988

2170968

大理蒼山旅行社

下関建設路22

2124771

2123473

 南詔徳化碑

 大理市の太和城遺跡にあり、唐の玄宗の時、南詔王閣羅鳳の清平官(宰相に相当)鄭回の直筆である。碑文は五千余字あったが、いまは七百字しか残っておらず、南詔初期の歴史および唐王朝との関係ならびに唐代と天宝戦争の詳しい顛末と原因について述べたもので、現在の人が唐代の歴史を研究する上で重要な参考価値がある。

 南詔徳化碑の文章は典雅で、筆法が見事であり、史的価値もあれば、芸術的魅力もあり、1962年に国務院が第一陣に発表した全国重点保護文化財の一つである。

 飲食

 大理の飲食は雲南風味、ぺー族風味、台湾風味を一つに集めたもので、欧州のイタリア風味とモスレム風味もあり、有名なものはぺー族の「土八碗」、タイ族の「蒸青台蛋」、チベット族の「琵琶肉」があり、ほかに「全魚席」などもあるが、人々に食べた後食べ物のうまかったことを思い出させる地方特産の「乳扇」ももちろんある。

 三道茶

 ぺー族の伝統的な飲みものである。三道茶は一は苦い茶、二は甘い茶、三は後味を思い出す茶である。苦い茶は味は苦いが香りがあり、甘い茶はクルミ、乳扇、赤砂糖を入れてあり、後味を思い出す茶は茶の中に山椒、生姜、肉桂の根の皮を入れてあるため、甘く、辛く、香りがあり、しびれるので、後味はいつまでも残る。ぺー族の言葉では、辛いと親しい、しびれると裕福が同じ発音であり、だから茶の中に山椒、生姜、肉桂の根の皮を入れるわけも言わずもがなであろう。

 主なレストラン

名称

アドレス

電話

吟竜庁

大理古城南郊外の亜星飯店内

2670009-713

老木屋洋食店

大理古城護国路51

2670508

星月モスレムレストラン

大理古城博愛路47

2673798

崇善レストラン

大理紅山茶賓館内

2672020

祭り

 三月街

 毎年陰暦三月十五日から二十二日まで催される大理三月街は、千年の歴史をもつ大理の各民族の物資文化交流の市と盛会である。開催地は大理市の旧市街地の西、中和峰の東麓で、祭りの期間に商品が山と積まれ、人が潮のように押しかけ、色とりどりの旗や花が風にはためき、歌声と笑い声が空高くこだまする。

 花朝祭り

 とき 215

 ところ 大理古城

 イベントの内容 各戸が通りの両側に自家栽培の花卉盆栽を展示する。

 胡蝶会

 とき 415

 ところ 大理胡蝶泉

 イベントの内容 何千何万もの蝶々が集まり、若い男女がのど自慢をし、歌のやりとりをする。

 たいまつ祭り

 とき 62425

 ところ 全州の各県

 イベントの内容 24日はイ族、25日はぺー族。

 ?海会

 とき 陰暦88

 ところ 観音閣

 イベントの内容 舟を美しく飾り立て、竜舟競漕を繰り広げる

 ぺー族本主祭り

 とき 一年中

 ところ ぺー族の人が集まり住む村

 イベントの内容 各村と各部落が違う時間に本主縁日を催し、民間の歌を歌い、楽器を演奏する。

 大理風光水陸一日観光

 午前 下関船着場――*海公園――金梭島または天鏡閣――小普陀――南詔風情島――桃源船着場

 注 遊覧船の中でぺー族の三道茶歌舞の実演を観賞

 午後 胡蝶泉公園――三塔公園――大理古城(洋人街、五華楼、南城楼、古い城壁、文献楼を含む)

 大理風光陸地一日観光

 明珠広場――州博物館――南詔徳化碑――大理古城(洋人街、五華楼、南城楼、古い城壁、文献楼を含む)――三塔公園――胡蝶泉公園――喜洲のぺー族民家(董家院または厳家院)

 大理風光?海東コース三島一閣一日観光

 金梭島――天鏡閣――小普陀――南詔風情島

 注 交通手段は観光バスとフェリーボート

交通

 航空定期便表

発着都市

毎週定期便の飛ぶ日

大理――昆明

月火水木土日

大理――景洪

毎日

景洪――大理

月木

 列車ダイヤ

列車番号

種類

発車時間

到着時間

到着駅

213

特急

22:10

6:45

大理

217

特急

12:42

21:14

大理

218

特急

17:08

8:15

昆明

214

特急

7:42

22:50

昆明

 船着場と渡し

 下関船着場は大理市*河の南東岸にあり、遊覧船は毎日午前9時に出る。

 ショッピング

 大理観光ではショッピングは楽しいことである。大理の土産は鮮明な地方色と民族色があり、有名なものとして玉、大理石、扎染服飾などがある。

名称

アドレス

電話

特色

大理石売店

大理古城南門内

2670923

大理石と玉の記念品

胡蝶泉公園売店

公園の中

2431125

土戸、特産、大理石

大理扎染売店

大理市周城ぺー族村

2431816

扎染記念品

 よくかける電話

名称

電話

中国国際電話のエリア番号

0086

大理市長距離電話のエリア番号

0872

警察通報

110

電話番号案内

114

火災通報

119

救急センター

120

交通事故

122

消費者クレーム

12315

観光クレーム

2670384

観光相談

2677775

?海公園医療救護所

2125080

三塔公園医療救護所

2670469

胡蝶泉公園医療救護所

2431125

大理市公安局

2121668

大理郵便局

2139566

中国銀行大理支店

2670171

駅案内所

2192245

下関船着場の渡し

2121692

航空案内所

2163965

長距離バス乗車券売場

2123436