中国、日本に非核3原則の約束厳守を希望

　劉建超・外交部スポークスマンは6月4日の定例記者会見で、日本の川口順子外相が3日、日本は核兵器を持つことができるとの福田官房長官の発言に関して、間違っていないと述べたことについて、コメントを求められ、「日本が非核3原則の厳粛な約束を厳粛かつ真剣に守るよう希望する」と強調し、次のように述べた。

　平和と発展が時代の主流となり、国際的に核軍縮が絶えず進んでいる今日、日本政府高官がこうした発言をすることに驚いている。

　日本はこれまで「非核3原則」を守り、また核の問題で国際社会に厳粛な約束をしている。今回のような発言は明らかに約束と原則に反している。日本国内では幅広く反対を受けており、またアジアの近隣国と世界各国の平和を愛する人民の重大な関心を引き起こさないわけにいかない。われわれは日本人民が自国の根本的に利益から出発し、正しい判断と選択を行うものと確信している。

　日本政府はきょう、外交チャンネルを通じ、中国など関係国に核兵器問題に対する公式の立場を説明し、日本は今後も「非核3原則」を堅持すると強調した。