安徽省の巣湖湖底で秦・漢時期の古城遺跡を発見

 数ヵ月の研究を経て、考古関係者はこのほど、安徽省の巣湖の湖底に秦・漢時期(BC221-AD220年)の都市遺跡があることを初歩的に確認した。

 考古関係者が巣湖の北岸で発見した大量の陶器の破片は300メートルの範囲の内に散在し、しかも岸辺から湖の中に延び、多いところでは厚い層をなし、そのほとんどは瓮、盆、缸、、罎など日常生活用品のかけらである。考古関係者はまだ井戸など人類活動の遺跡をも発見し、これらのものが陶器製造・使用の最盛期の産物であることを確認した。またそこは湖底に沈んだ秦・漢時期の都市遺跡であることを初歩的に確認することができる。

 地元の漁民の説明によると、冬季に水位が下がったとき、河床で10余りの井戸と四つの城門の位置が見え、多くの人がここで青銅器、古い貨幣、印章と無傷の陶器を拾ったことがあるという。