円明園は10%しか復原できない

 120年前建造された円明園の遺址を復原するのは不可能であり、地上建築の10%(円明園には全部で40余ヵ所の遺跡があるから、10%はその34ヵ所に相当する)しか修復することができない。

 北京市文物局の梅寧華局長は「この説はすでに関係部門の認可を得た」と語った。

 伝えられるところによると、円明園で焼き払われなかった唯一の古代建築群である正覚寺は最近、全面的に修繕されるという。現在の正覚寺では依然として古い木が高くそびえ、庭園が広く、その中の大部分の古代建築がわりに完全に保存され、とくに文殊亭は、地上の模様さえはっきり見える。文化財保護部門の説明によると、正覚寺がわりによく保存されていたため、修復は難しくないという。同寺の敷地面積は約12000平方メートルで、建築面積は3700平方メートル、残存の建物は900平方メートルある。北京古代建築研究所は同遺址の修繕案を制定中である。