中国、宇宙空間飛行器の開発を始動

 530日、中国科学院アカデミー会員大会の学術報告会の席上で、アカデミー会員で、中国宇宙飛行科学技術グループ所属の荘逢甘氏は、中国が「宇宙空間飛行器」発展のカギとなる技術の核心的な重大な基礎問題について目下研究中である。現在、「宇宙空間の安全に関する若干の重大な基礎問題」という課題がすでに立件され、国の関係部門が資金を支出してそれを研究していると語った。

 庄逢甘氏の説明によると、「宇宙空間飛行器」は、外の宇宙と大気圏の間を自由に離着陸、飛行することができるべきで、普通の航空機と同じように、着陸後に推進燃料を加えればすぐ飛ぶことができるものである。現在の宇宙船とスペース・シャトルはまだ完全にこの要求を満たすことができない。「宇宙空間飛行器」を開発するには、6つのカギとなる技術を解決する必要がある。この六つの技術はつまり高超音速技術、高動力飛行技術、宇宙空間の長距離の飛行技術、高隠蔽技術、超軽質、高強靱、耐熱と耐衝撃の性能を備えた宇宙空間飛行器の構造技術、精確な打撃と信頼技術である。この6つのカギとなる技術を解決するには7つの核心となる科学問題を突破する必要がある。現在、この7つの核心となる問題を解決するため、中国はすでにこれについて立件した。