日本大学と中国2大学、学術交流取り決めに調印

 石河子大学、北京大学と日本大学は630日、石河子大学で、学術交流を全面的に進めることに関する協力取り決めに調印した。

 学者と学生の交換、図書資料と学術刊行物の交換、合同科学研究の推進、セミナーの開催、共に関心を寄せる分野の協力推進などが協力取り決めの主な内容。日本大学の島方光一副学長の提案に基づき、3大学は日常的な学術交流と協力活動を担当する、各大学参加の常設委員会も設置する。

 新疆の石河子市にある石河子大学は50年以上の歴史をもつ総合大学で、現在の在学生は18000人余り。中国教育省は20008月、同大学を西部大開発のために重点的に整備する大学に指定し、20016月に「西部の大学教育を実務支援する計画」をスタートさせた。北京大学が石河子大学を実務支援する大学に指定された。

 この1年間、北京大学は石河子大学に対し、全方位の教育支援活動を展開してきた。両大学は教員の養成、学科の開設、学術交流、科学研究、管理分野の交流と協力を積極的に展開している。