中ロ友好協力条約締結1周年で祝電を交換

 中ロ善隣友好協力条約の締結1周年を祝し、江沢民国家主席はロシアのプーチン大統領と祝電を交換した。江沢民主席の祝電の内容は次の通り。

 1年前の今日、われわれは同約締結により、中ロ両国と人民が何世代にもわたって友好を続け、永遠に敵対しないという平和思想を法律の形でまとめ、21世紀の中ロ関係が長期かつ安定した発展を遂げるための目標と方向を定めた。また、両国が永遠によき隣人、パートナー、友人であり続けるための固い政治基盤を築いた。

 この一年、両国は同条約に基づき、重大な国際問題上の交渉や協議で多くの成果を収めてきた。中ロ両国間の戦略的パートナーシップはすでに世界の多極化を推し進める要素だ。同条約締結が先見性に富み、戦略的意義があったことが、実践で証明された。

 プーチン大統領の祝電の内容は次の通り。

 われわれは、この基礎的文書がロ中戦略的パートナーシップの漸進的発展を表す重要な一里塚とみなしている。この1年間の成果は、しっかりした基盤上での長期の両国協力関係構築を目指したわれわれの決定が正しかったことを証明した。

 同条約の潜在力をさらに掘り起こすことで、政治、経済、軍事、人文科学をはじめとするあらゆる分野で中ロ両国の協力はさらに深化、拡大し、国際社会でのより緊密な協力に役立つことを私は確信している。