親愛なる読者の皆さん

 本号の中心議題欄はかなり敏感な株式市場問題を取り上げている。

 全般的に言って、中国の人たちは株券と株式市場をあまりよく知っていない。1949年の中華人民共和国成立以降、資本主義の重要なシンボルと見なされた株式市場は営業を停止した。1978年に中国が改革・開放政策を実施してから、人々はようやく慎重な態度で株式市場を検討し、切り開き始めた。この面では、人々はケ小平氏を忘れることがない。人々が株式と株式市場を検討し、正しく評価するよう要求し、株式市場は企業が資金を調達する重要な手段であり、資本主義がこれを使っているが、社会主義もこれを使うことができると述べたのは、ほかでもなくケ小平である。そこで、中国大陸部の株式市場は前後して深と上海で切り開かれ、かなり大きな発展をとげた。企業がメリットを獲得すると同時に、投資家たちも得るところがある。

 しかし、中国と中国の人たちにとって、株式市場はなんと言っても新しい事物であり、そのため、管理面の問題は株式市場が生れた日から現れる。管理面の盲点を利用してしこたまもうけた人もいるが、より多くの投資家たちは損をした。そこで、政府は陸続と国外からハイレベルの人材を導入して上層の政策決定と管理に参加させることをも含めて、いろいろの措置をとって管理を強化した。

 本号の中心議題欄が論じているのは、管理を強化する中に現れた問題である。一年間低迷していた中国の株式市場は、投資家たちに喜ばない政策の執行を停止してから再び活発になり、管理の強化が客観的法則に従わなければならないことをはっきり物語っている。しかし、政府の是正に対しては、投資家たちは、自らのミスを是正できることは、政府に勇気があり、自信もかなりもっていることを物語っていると評している。