7月の中国工業生産、昨年同期比12.8%増  

 国家統計局が89日発表した月間経済情勢報告が明らかにしているように、中国の工業生産は7月も高い伸びを記録し、前年同月より12.8%増加した。

 7月の工業生産額(付加価値ベース、以下同)は2568億元に達した。伸び率は6月を0.4ポイント上回り、高い伸びを維持した。17月の累計工業生産額は前年同期比11.8%増の17028億元。

 市場の需要が大きく伸び、輸出が大幅に増加したことで、電子通信機器と自動車の生産は7月も増加傾向を示し、工業生産の大幅増を支えた。

 前年同月と比べ、7月は光通信設備、移動通信設備、電話機、ファクシミリの生産が76.7%、カラーテレビが70.3%、自動車が46.4%増加した。

 電子通信設備製造業、交通運輸設備製造業が工業生産の大幅増を引っ張る原動力になった。工業成長に対する寄与率は前者が16.5%、後者が15.3%で、両業種が工業生産の成長を4ポイント押し上げた。

 7月は工業製品の販売率が高い水準を維持した。製品販売率は98.61%で、前年同月を0.89ポイント上回り、17月累計は97.33%で、前年同期を0.46ポイント上回った。

 工業製品の輸出は7月も大幅に増加した。輸出額は前年同月比23.7%増の1620億ドルにのぼり、伸び率は6月を0.8ポイント上回った。

 7月は国有・政府過半出資企業の生産額が前年同月より11.6%増加し、伸び率が6月を1.6ポイント上回った。外資系企業の生産額は14.1%増加し、伸び率が0.9ポイント上回った。集団所有制企業は9.6%増加し、伸び率が1.5ポイント下回り、株式制企業は12.4%増加し、伸び率が0.5ポイント下回った。