中国、細菌戦に対する正しい認識を日本に求める

 孔泉中国外交部スポークスマンは828日、記者の質問に答え「中国を侵略した日本軍が第2次世界大戦で細菌兵器を使用して、中国人民を殺傷したことは動かしがたい事実で、日本側はあの期間の歴史を正しく認識しなければならない」と強調した。

 東京地裁は27日、731部隊の細菌戦訴訟で判決を行い、日本軍が中国侵略戦争で国際法に違反して細菌兵器を使用し、多くの中国人を殺傷した史実を日本の裁判史上初めて認めたが、日本政府に対する原告側の賠償請求を従来通り棄却したことについて、孔報道官は記者の質問に答え次のようにコメントした。

 我々はその判決に留意している。第2次世界大戦で、中国を侵略した日本軍が非人道的な手段を用いて実験を行い、大量の細菌兵器を使用し、中国人民を殺傷したことは動かしがたい事実である。日本側は歴史と現実に対し責任を負う態度をとって、あの期間の歴史を正しく認識、対処すべきだ。