北京で国交正常化30周年の中日平和友好交流集会

 中日国交正常化30周年と盧溝橋事変65周年を記念する中日平和友好交流集会が823日、北京の盧溝橋中国人民抗日戦争記念館で開かれた。

 中日友好協会の王效賢副会長が集会であいさつし、次のように述べた。国交が正常化されてからの30年間に、両国関係は各分野で大きく発展した。各分野の成果は現在、両国人民に利益をもたらしており、中日友好は人心に深く根付いている。

 また次のように述べた。中日双方は歴史を銘記し、平和を守るために共に努力すべきで、歴史の悲劇を繰り返してはならない。日本が歴史を直視し、教訓をくみ取り、平和の道を堅持し、正しい歴史観によって国民と青年を導き、実際行動によって日本のイメージを改善して、国際実務において役割を果たすことを願っている。

 さらに日本の友人と手を携え、中日関係の発展を促進していきたいと表明した。

 日本中国友好協会の長尾光之理事長は、日本の中国に対する侵略戦争を振り返り、次のように述べた。我々は歴史を鑑に、未来志向に立って、世界から戦争による災難を根絶するために共に努力しなければならない。

 集会では、当時の労働者の代表・趙景泰氏と日本軍による重慶爆撃で命を落としかけた宋毅氏が自身の経験を語り、歴史を正しく認識し、平和を大切にして、両国人民の子々孫々の友好のために貢献するよう両国の青年に呼びかけた。

 集会は中日友好協会と日中友好協会の共催で、両国の学者、社会活動家170人余りが出席した。