雲南の梅里雪山は新しい観光ホット・スポットに

 永久に氷河に覆われ、年中雲や霧に包まれている雲南省西北部の徳?県にある梅里雪山は、チベット仏教の参拝聖地として、その神秘的な色彩で多くの国内外の観光客を奇景参観や探険に引きつけている。

 梅里雪山の主峰であるカワゴボ峰はチベット族の人々から「チベットの8大神山のトップ」として崇められ、毎年のようにチベット、四川、青海、甘粛など各地の多くのチベット族民衆を参拝に引きつけている。ここでは世界で最も壮観でまれに見る低緯度、低海抜、モンスーン、海洋性気候の近代的な氷河が分布している。海抜6740メートルの雲南第一峰――カワゴボ峰はいままで人の登ったことのない「処女峰」である。

 徳?県の唐玉春副県長(チベット族)の説明では、1996年、梅里雪山を訪れた国内外の観光客は1万人に満たず、徳?県の観光収入は百万元にならなかったが、1997年から観光客数が急増し、昨年は113000人に増え、観光総収入も1000万元近くに達した。今では徳?県の宿泊所やホテルは最初の2軒から20余軒に増え、千人以上宿泊することができ、旅行社も1社から10数社に増えた。

 「世界自然遺産」を申請している国家クラス重点風景名勝区の「3江合流」の主要な名所として、梅里雪山は雲南省北西部の新しい観光ホット・スポットとなりつつある。