瀋陽市、ソフト業発展の優遇政策を実行

 瀋陽市政府はこのほど、ソフト産業の発展を奨励する優遇政策を制定、実行した。これらの政策は、瀋陽市に創設され、発展しているソフト企業とその人材への経費提供などの面で優遇を与えることになっている。

 これらの政策は、今から三年内に瀋陽市でソフト学院を創設する場合、その規模に基づいて学院の創設、運営に補助金を一回与え、瀋陽市でソフト企業を創設するソフト及び関係ある学科の博士かポスト・ドクトレートの学位を取得したハイレベル人材に、20万元の創業援助金を一回与えると規定している。

 それと同時に、瀋陽市は各区・県(市)、開発区がソフトインキュベーターを設けるよう奨励しており、ソフトインキュベーターを設けた企業に対し、社屋の家賃、水道・電気料金、暖房料金を三年間免除する。そのほか、瀋陽市はさらにソフト産業を発展させるための「疾走賞」を設け、同市のソフト産業の発展を促す面で際立った貢献をした人に市政府は毎年、一定額の賞金を与えている。

 2005年に、瀋陽市のソフト産業の売上高は100億元、輸出による外貨獲得額は1億ドルに達し、中国の主要都市の中で第5位以内にランクされる見込みである。

北京市、科学技術奨励の新政策を公表

 929日、北京市科学技術委員会は「北京市の科学技術研究開発機構設立奨励に関する規定」を公表した。同「規定」は101日から正式に実施され、北京市人民政府が1999611日に、公表、実施した「北京市の科学技術研究開発機構設立奨励に関する暫定規定」が同時に廃止される。

 同「規定」は北京市がこれまでにハイテク企業に与えたさまざまな優遇と奨励を整合した上、北京での研究開発センター設立をいっそう優遇している。これは主に、研究開発機構の人材導入、土地使用、知的所有権保護および研究開発に対し、財政と納税面から支持を強化して、北京市にいちだんと吸引力をもたせることに現れている。

 同「規定」は28カ条からなり、内外の組織、個人が北京市の管轄区域内に設立し、認定された科学技術研究開発機構に適用する。主な内容は、研究開発機構に対する認定と再審、研究開発機構創設の条件、外貨専用口座開設に関する規定、研究開発機構が輸入する自家用の設備と物品などに対する関税と輸出入段階の増値税の免除に関する規定、研究開発機構に就職している外国人が「外国専門家証」を申請する条件、関係部門から外国人専門家に認定された研究開発機構で働く人が入国する時に持ち込む物品の免税に関する規定、研究開発機構が技術開発と譲渡などに従事する場合の営業税免除申請に関する規定、研究・開発したソフトを販売する時の営業税免除に関する規定、および経費面からの支持、事務用建物購入、高級管理スタッフの初めての建売り住宅購入、科学技術成果の転化などの面の優遇政策などがある。

西安市ハイテク産業開発区、総収入1億元以上の企業が61社に

 西安市ハイテク産業開発区は中堅企業を積極的に育て上げ、数年連続して急速に発展する勢いを保ち、産業の規模がたえず拡大されて、技術・工業・貿易による総収入が1億元を超える企業が61社現れた。

 西安市ハイテク産業開発区管理委員会の最新データによると、この61社の企業のうち、収入が20億元を超える企業が3社、10億元を超える企業が9社あり、ほかに1000万元以上の企業が267社ある。

 西安市ハイテク産業開発区は1991年に10万元を投じて設置されてから昨年までに、技術・工業・貿易による収入は1993年の30倍の3582000万元に達した。技術・工業・貿易による総収入は合計1250億元に達し、年平均67.3%伸びた。同開発区は西安市最大の経済成長要素として3年連続して西安市の経済が4ポイント以上伸びるように促した。

 これら総収入1億元以上の企業の出現で、同開発区は中国が自主的な知的所有権を擁している技術と製品が最も集中する地域となり、経済が相対的に立ち遅れている西部地区で率先して経済の飛躍的発展を実現した。現在、IT、機械・電子一体化、生物・医薬、コンピューターソフトなどの産業は西安市ハイテク産業開発区で急速に発展し、数多くの科学技術企業が急速に台頭している。

 ここ数年来、西安市ハイテク産業開発区では斬新な管理体制、運行メカニズム、社会化サービスシステムがちくじ形成され、科学技術成果の産業化とハイテク企業の発展がすばらしい環境に恵まれている。現在同開発区には、世界企業ベスト500に属するフィリップス、IBM、インテルなど20社および多くの多国籍企業を含む4100余社の科学技術企業が進出して企業か研究開発機構を設立している。

江西省、北京で良質農産物展示即売企業誘致会を開催

 第1回江西省良質農産物展示即売および企業誘致資金導入会が106日から9日まで、北京の全国農業展覧館で開催され、展示に参加した300余社の農業企業が茶、カニ、エビなど600余種のグリーン生態産品を展示した。

 江西省人民政府の主催による同展示即売会は同省の歴史上規模最大のものであり、同省が発注を拡大し、市場農業を開拓するためにとった重要な戦略的措置の一つであり、それによって農業産業構造がいちだんと調整され、最適化する。

 江西省は中国の中部経済地帯の南東の端にあり、交通の便がよく、中国の東西をつなぎ、南北を貫通する中枢地帯である。江西省の農業資源は非常に豊富で、中国の無汚染、無公害グリーン農産物生産基地の一つとなっている。現在、耕地が310万ヘクタールもあり、土壌が肥沃で、日照が十分である。水産養殖面積は約170万ヘクタール、水質がよく、さまざまな特色ある水産物と禽類をさかんに産出している。