江沢民主席、APEC首脳会議で演説

 江沢民国家主席は1026日、メキシコのロスカボスで開かれているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で演説を行った。江主席は世界経済の現状について「APEC加盟国の政府と経済界が協力と信頼を強化し、力を合わせていく必要がある。世界経済の発展を促すため、APEC加盟国は市場開放を推し進め、さらなるビジネスチャンスを創造していかなければならない」と指摘した。

 中国の世界貿易機関(WTO)加盟後の状況については「関税引き下げ、非課税障壁の撤廃、渉外経済法規の改正、サービス分野の対外開放などを積極的に推し進めている。中国はWTOの加盟合意を順守するとともに、さらなる改革を進め、開放分野を拡大していく」と強調。そのうえ新ラウンドの貿易交渉に積極的に参与していく方針を示した。

 江主席は演説後、中国経済の持続的発展の可能性などについて出席者からの質問に答えた。