今年、中国の外資利用実績500億ドルの見込み

 今年18月、中国の外資利用は契約額が前年同期比42%増の623億ドル、実績が約26%増の344億ドルで、年間の外資利用実績は500億ドルの過去最高に達するとみられている。

 雲南省昆明で開かれている「中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)マクロ経済フォーラム」で中国国家発展計画委員会の分析として発表された。昨年の外資利用実績は470億ドルだった。

 国家発展計画委は次のようにみている。世界経済が不振で、国際投資が大幅に減少する状況の中で、中国の外資利用水準がこのように飛びぬけているのは、完全に中国が世界貿易機関(WTO)加盟に際しての約束を真剣に履行している結果である。われわれは関税を引き下げ、外資の投融資分野に対する規制を緩和し、また開放を一層拡大し、対外開放の法律、法規的規制を大幅に改めている。

 また対外貿易経済協力省の統計によると、今年19月、新たに設立された外資系企業は24771社で、前年同期を33.4%上回った。