中国共産党の第16回全国代表大会報告に対する
党外人士の意見を聴取

 中国共産党中央は917日、北京中南海の懐仁堂で党外人士座談会を開き、民主諸党派中央、全国工商業連合会の責任者と無党派人士を招いて、中国共産党第16回全国代表大会の報告に対する意見を聴取した。

 中国共産党中央の江沢民総書記が会議を主宰し、李瑞環、胡錦涛、曾慶紅、王兆国の諸氏が出席した。

 江沢民総書記はまず、中国共産党第16回全国代表大会報告の意見聴取原稿の作成過程およびその主な内容について説明した。江総書記は党外人士が報告の改正について意見を存分に陳述することに歓迎の意を表明した。

 中国国民党革命委員会中央主席の何魯麗氏、中国民主同盟中央主席の丁石孫氏、中国民主建国会中央主席の成思危氏、中国民主促進会中央主席の許嘉ろ(王へんに路)氏、農工民主党中央主席の蒋正華氏、致公党中央主席の羅豪才氏、九三学社中央主席の呉階平氏、台湾民主同盟中央主席の張克輝氏、全国工商業連合会主席の経叔平氏及び無党派人士の銭易氏が相次いで発言した。党外人士は自らの見解として、中国共産党第16回全国代表大会の報告はケ小平理論の導きの下で、思想を解放し、事実に基づいて真実を追及するという方針を堅持し、理論と実践の結合を踏まえて党の第15回全国代表大会以来の活動、特に第13期中央委員会第4回全体会議以来の13年の基本的経験を総括し、生活レベルがまずまずの状態に達する社会を建設するという奮闘の目標を打ち出し、21世紀の最初の20年間の国の発展を全面的に配置している。この報告は全面的、深刻で、人心を奮い立たせる報告である、全党、全軍、全国各民族人民の願いを表し、「三つの代表」という重要な思想を体現しており、新世紀の初期における中国人民の偉大な行動綱領である。

 党外人士はまた改革・開放と現代化建設の推進、政治文明建設と精神文明建設の強化、「一国二制度」の堅持と祖国の完全統一の実現などについて意見を述べ、提案を行った。

 党外人士の意見と提案を聴取した後、江沢民総書記は講話し、党外人士から出された意見と提案が第16回全国代表大会の報告をいちだんと改正するのに非常に役に立つものであると述べ、中国共産党中央を代表して党外人士に感謝の意を表し、また報告起草グループに党外人士の意見を真剣に検討し、報告原稿を改正する時に吸収するよう要求した。