中国共産党第16回全国代表大会開幕、江沢民氏が報告を行う

 中国共産党第16回全国代表大会の開幕式が118日午前9時、北京の人民大会堂で行われた。李鵬同志が司会し、軍楽団の雄壮な演奏とともに、全員が起立し、中華人民共和国国歌を高らかに歌った。

 95分、熱烈な拍手に迎えられ、江沢民氏は「小康(まずまずの状態)社会を全面的に建設し、中国の特色をもつ社会主義事業の新局面を切り開こう」を題とする報告を行った。

 江沢民氏は報告の中で、中国共産党第16回全国代表大会は新世紀に開かれる最初の全国代表大会であり、社会主義現代化建設の第三歩の戦略配置を実施し始めたという新しい情勢の下で開かれた非常に重要な全国代表大会である。大会は、ケ小平理論の偉大なる旗印をかかげ、「三つの代表」という重要な思想を全面的に貫徹し、前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開き、時代と共に進み、小康(まずまずの状態)社会を全面的に建設し、社会主義現代化の推進を加速し、中国の特色ある社会主義事業の新局面を切り開くように努力することをそのテーマとしていると述べた。

 同報告は次の10の部分からなっている。

 (1)過去五年の活動と十三年の基本的な経験(2)「三つの代表」という重要な思想の全面的な貫徹(3)小康(まずまずの状態)社会の全面的建設(4)経済建設と経済体制改革(5)政治建設と政治体制改革(6)文化建設と文化体制改革(7)国防と軍隊建設(8)「一国二制度」と祖国の完全統一の実現(9)国際情勢と対外活動(10)党の建設の強化と改善。