胡錦涛総書記と中央政治局常務委員ら、記者会見を行う

 中国共産党第16期中央委員会第1回全体会議(一中全会)で選出された胡錦涛中国共産党総書記は1115日午前、中央政治局常務委員らとともに記者会見を行い、次のような談話を発表した。

 メディアのみなさんが知りたいのは、新たに選出された中央指導グループがどのような政策展開を行うだろう。そこで明確に申し上げる。中国共産党16回全国代表大会は「3つの代表」の重要思想をマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、ケ小平理論と並び、わが党が長く堅持すべき指導思想として確立した。歴史的決定であるとともに歴史的貢献でもあり、われわれの進むべき方向を明示した。

 江沢民同志は大会報告の中で、この13年来の基本経験を総括。「3つの代表」の重要思想を貫徹する根本要求を全面的に明らかにするとともに、21世紀初頭の20年間におけるわが党と国家の努力目標ならびに、経済、政治、文化、国防、祖国統一、外交、党建設など各方面の政策方針を明確に打ち出した。これらはすべて、中国共産党全党の意思を体現、全国の各民族や人民の願いを代表したもので、新世紀の新段階におけるわが党の政治宣言、行動綱領である。われわれ新たな中央指導グループは断固として、一貫した姿勢でやり抜く。

 われわれは、第16回全国代表大会の精神の導きにより、時代に合わせた進歩、開拓、進取といったよいイメージを中国共産党が世の中に与えると固く信じている。われわれ全党と全国の各民族や人民は、さらに一致団結し、一心に建設に取り組み発展を目指し、改革開放と現代化建設の事業を推し進める。中国の明日は、必ずやさらにすばらしいものとなり、中国の発展・進歩は必ずや世界の平和・発展に大きく寄与するであろう。

 この機会を借りて、メディアのみなさんの党大会報道での苦労に心から感謝するとともに、今後のさらなる協力を期待する。