中国政府、李登輝氏の中国と国交を樹立した国への
訪問活動に断固反対  

 中国外務省の孔泉スポークスマンは1112日の記者会見で、「中国政府は台湾の李登輝氏が如何なる名義や形式であろうと、中国と国交を樹立した国を訪問し、活動を行うことに一貫反対している」と強調すると共に、李登輝氏が日本訪問のため査証を申請したことについて、「日本政府が『中日共同声明』の精神に基づいて、これを適切に処理するよう希望する」と述べた。

 また、孔泉スポークスマンは「アメリカのケリー国務次官補は12日午後北京に到着し、明日13日外務省の王毅次官や周文重次官補らと会談する」と発表した。

  朝鮮の核問題について、孔泉スポークスマンは「関係各方面が1994年に達成した枠組み合意を厳格に遵守すべきで、中国は対話と交渉を通じて、平和的方式でこの核問題を解決することを支持する」との姿勢を示した。

  それから、弾道ミサイル拡散防止問題について、孔泉スポークスマンは「『弾道ミサイルの拡散に立ち向かうための国際行動規範』に参加しないことが大量破壊兵器の拡散に断固反対するという中国政府の決意とこの分野における中国と国際社会との協力に影響を及ぼすことはないだろう」と表明した。

  孔泉スポークスマンは、更に「アフガニスタンのアブドラ外相が間もなく中国を訪問し、この訪問によって双方の理解が一層深められ、両国の友好互恵協力が促進されるものと中国は確信している」と述べた。