「日本版画展19501990」、北京で開催

 中日国交正常化30周年を記念するため、中国国際文化交流センターと日本国際交流基金会共催の「日本版画展19501990」は来たる1122日から121日まで、北京の首都博物館で催される。

 版画は現代美術の表現手法の一つで、戦後に世界に現れた美術形式であり、その独特な魅力で無数の画家と絵画芸術が好きな人たちを引き付けている。版画技法もそのために各種の様式が現われ、表現形式は本来の版画の概念を超越したものである。今回は合計75点の作品が展示されるが、いずれも日本国際交流基金会の収蔵品であり、45人の日本版画家が1950年から1990年にかけて力をこめて作った作品である。作品は木版画、石板画、銅板画、絹のネットでつくった版画および金属の凸版でつくった版画がある。

 1950年は日本現代美術の分水嶺であり、観衆は今回展示される作品を通じて日本現代美術の芸術と歴史を知ることができる。

(施殿文)