李鵬委員長、日中青年研修協会代表団と会見

 全国人民代表大会常務委員会の李鵬委員長は1127日北京で日本の衆議院議員で、元首相の羽田孜氏の率いる日中青年研修協会代表団の一行と会見した。

 この中で、李鵬委員長は中日民間団体が両国関係の発展を推進する面で払ってきた極めて大きな努力を高く評価し、「『歴史を鑑(かがみ)とし、未来に向かう』ということは、中日関係の発展にとって重要な示唆に富む基本的な考え方だ。両国の政治家や社会各界が『中日共同声明』、『中日平和友好条約』、『中日共同宣言』を基礎に、引き続き中日関係の健全かつ安定した発展を促していくよう希望する」と述べた。

 また李鵬委員長は環境問題について「中国政府は環境問題を重視し、環境分野での国際協力に力を入れている」と述べ、環境分野における両国の協力を高く評価した。

 これに対し羽田元首相は「両国間の民間交流における実務協力には大きな可能性がある」と指摘したうえで、中日青年生態緑化プロジェクトなど中国全国青年連合会との環境協力をこれまで通り続けていく考えを示した。