江沢民主席、日本の友好団体責任者と会見

 江沢民国家主席は128日午後、北京の中南海で、中日民間友好団体責任者会議に参加するため北京を訪れた日本側の主な代表と会見した。

 江主席はまず、中日民間友好団体責任者会議の開催に祝意を表し、会議出席のため訪中した日本の23団体の代表に歓迎の意を表した。

 江主席は「長期にわたり、中日両国の友好団体と関係者は中日国交正常化の促進、中日平和友好条約の締結、中日関係の発展のため重要な役割を果たしてきた。今年は中日国交正常化30周年にあたる。中日両国の53にのぼる民間団体が北京に集い、中日友好を発展させる遠大な計画について協議し、中日友好を発展させたいという中日両国の各界関係者の願いと情熱を十分に示すことは、積極的な意味がある。中日両国の民間団体と各界の関係者が新世紀の中日友好を発展させるため新たな貢献をすることを望んでいる」と語った。

 また「中日両国は一衣帯水の隣国で、長期にわたる友好交流の歴史がある。中国政府は一貫して中日関係と民間の友好を重視している。中日両国は『歴史を鑑とし、未来志向に立つ』精神に沿って、中日の友好協力関係を発展させるべきである。中日両国は子々孫々にわたって友好的に付き合い、両国の青年世代は中日友好事業を絶えず前進させなければならない。両国は相互理解と相互信頼をさらに深め、互恵の協力を拡大し、共同発展を実現しなければならない。このことは両国の根本的利益にかなっており、アジアと世界の平和と安定にも有益である」と指摘した。

 日中友好議員連盟の林義郎会長が日本側の団体を代表し、江主席の会見に感謝した。林会長は「中日の国交が正常化されてからの30年間に、人的交流、経済貿易など各分野の交流は大きく発展した。その間、中国の経済建設は注目すべき成果を収めた。日中両国の共同繁栄と発展はアジアと世界の平和と発展に貢献することになり、日中両国が新しい世紀に交流と協力を強化し、相互理解を深め、日中友好を発展させるため努力することを願っている」と述べた。