北京の観光知識(四)

文化教養施設・テーマパーク

 文化教養施設、テーマパークの豊富さは北京の特徴の一つで、行楽地に遊ぶ人々の心を和やかに楽しませている。

動物園

交通:107111105路線トロリーバス

   7、15194527路線バス

開園時間:8:3016:30

 最も人気のある行楽地の一つである。ここでは中国の国宝と呼ばれるパンダを含め、世界各地から集められた珍しい動物をたくさん見ることができる。明朝皇室の領地だった北京動物園は、清代初期に皇族の個人邸宅となり、さらに清代末期には「農業試験場」となった。1908年、西太后は自ら観賞して楽しむために、園内に面積1.5ヘクタールの動物園を設け、ドイツから約700匹の動物を購入した。「万牲園」とも呼ばれたこのいにしえの邸宅は中国最初の動物園となった。現在飼育されている動物は570余種、5000余頭にのぼり、その種類と頭数は国内の動物園でトップとなっている。

中華民族園

交通:380、特2路線バス

開園時間:8:3017:30

 市内西北部の中軸線、国家オリンピックスポーツセンターの西側に建つ、中国最大の人文博物館・民族文化センター。園内には、中国のミャオ族、チベット族、イ族、トン族、プイ族、朝鮮族、タイ族など少数民族の民族村が原寸大に再現され、各村では少数民族のスタッフがそれぞれの民族舞踊を披露したり、生産や生活のシーンを演じるなどして各少数民族の多彩な文化遺産をありのままに再現している。

大観園

交通:5919路線バス

開園時間:8:3016:30

 中国古典の名作『紅楼夢』の描写をもとに、近年になって設計された公園。『紅楼夢』研究者、清代史専門家、古代建築の専門技術者及び庭園専門家が共同で研究、検討を重ねて設計したうえ、古代建築の専門家が制作した模型を参考にして、古代建築の規範と伝統的な造林芸術に従って造られた庭園である。建物はみな煉瓦造・木造で、各景観区の家の造り、築山、流水、植物、盆栽などはすべて原作の描写通りに工夫されている。主な景観区として怡紅院、瀟湘館、秋爽斎、稲香村、滴翠亭、藕香●、暖香塢などがある。

明皇蝋像宮(蝋人形館)

交通:徳勝門から345路線バスを利用

動物園正門からミニバスで直通

開館時間: 9:0017:00

 十三陵観光風景区に建つ北京明皇蝋像宮は、明皇蝋像宮、倣明楽舞宮、明膳宮、明皇宮ショッピングセンター及び多目的ホールからなり、現代的な建築芸術と中国の古典建築芸術とが見事に結びついた素朴で雄大な外観をもつ建物である。なかでは、真に迫ったさまざまな表情をした蝋人形が、明代の歴史をリアルに再現している。ここは、最先端の蝋人形製作技術と現代の映画・テレビ、音声・照明技術が渾然一体となったアジア最大の蝋人形芸術館である。

中央テレビタワー

交通:323374路線バス

 西三環中路に建つ総合的機能を具えたモダンな建物。タワーには展望ホールとバルコニーがあり、北京市の風景を心ゆくまで眺めることができる。タワーの一階には、放送展示ホール、映画・テレビ展示ホール、コンサートホール、ビデオホール、屋外音楽喫茶、音楽噴水、球体映像、高級電子ゲーム、レクリエーションセンターなどのハイテクを生かした娯楽施設が設けられている。また、レストランや記念品の販売店なども併設されている。

北京遊楽園

交通:6、807路線バス

開園時間:9:0018:00

 崇文区の竜潭湖公園の中にあり、面積は18ヘクタール。ジェットコースター、海賊船、観覧車などの娯楽設備がひととおり揃った公園である。

北京工体富国海底世界(水族館)

交通:110120路線バス

 北京工人体育場南門にあり、北京初の本格的な水族館である。館内には、長さ120メートルの水中トンネルがあり、動く歩道で移動するようになっている。